星医会 東海大学医学部同窓会
 
 会報(第30号)
 〜平成16年3月1日発行〜


特集2
『助教授に昇格し、そしてこれから』
外科学系消化器外科 大谷 泰雄(2期生)

 私が、この伊勢原の東海大学病院に1年生として入学以来29年になります。学生時代を振り返ってみますと、昭和50年(1975年)の4月の入学式直後にその当時、東洋一といわれた巨大な伊勢原の本院を訪れたのが最初の記憶です。その後、湘南校舎や伊勢原校舎で授業が行われ、仲間同士でクラブ活動などを立ち上げ、私はアメリカン・フットボール部、スキー部、バレーボール部の3つを掛け持ちし、時には空手や剣道の試合の応援に行きました。講義や試験では、ラインマーカーをもった大教授(1期生〜5期生ぐらいは分かると思いますが)に、2期生は1期生より出来が悪い・・・などといわれ、約半数の入学同級生しか一緒に卒業できなかった(多くの入学同級生はほとんどが医者として活躍中です)。現在、東海大学病院で活躍中の同級生は、内科:米倉、滝澤、心臓血管外科:金渕、泌尿器科:宮北、麻酔科:鈴木、眼科:河合、産婦人科:村上、淡路。で、いずれも気心が知れた各分野の精鋭たちであります。
 その後、私は三富教授の外科2の医局に入局し、膨大な数の貴重な症例を経験させていただき、今の私の基礎が形成されました。ここまで、多くの同級生や先輩や後輩、また看護師さんや技師さんたちにお世話になり、またご迷惑をかけてきました。外科では、前期研修医・後期研修医・外科21チーフレジデント・助手・講師を経験し、田島教授・幕内教授の下で外科2医局長をさせていただき、いかに医局の運営や病棟運営が大変かを経験してきました。その私が、年齢を重ね、後輩の手術の前立ちをしたり、学生の講義やクリクラの面倒を見るようになり、臨床中心から徐々に教育に携わる機会が増加してきています。
 今までの、懐かしく楽しい時代は終わり、近年の医療を取り巻く環境の変化や経済状況の悪化により、医療も転換期を迎えています。その困難な時代に東海大学医学部では、「どこにも無い病院」をめざして、リニューアルを開始しました。この困難な時代を乗り切り、楽しい時代を迎えるには、どうしたらよいでしょうか。それは、学生時代のクラブ活動のアメリカン・フットボールではありませんが、みんながひとつの目標に向かって、チームワークを良くし、突き進むしかありません。このチームワークを維持するには、やはりマンパワーと一人一人の能力を高めることではないでしょうか。われわれ卒業生は、皆で協力し後輩に対してより良い教育を行い、優れた後輩を作り出すことが使命だと考えています。情報化の時代になり、後輩たちの卒業後の研修先としてはいろいろな選択肢がありますが、その選択肢のいの一番に東海大学が選ばれるような、魅力ある臨床・教育・研究ができるような環境を作ろうではありませんか。



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