星医会 東海大学医学部同窓会
 
 会報(第30号)
 〜平成16年3月1日発行〜


卒業生が活躍する病院7
寒 川 病 院
病院長 竹内 秀樹

 高座郡寒川町は南を茅ヶ崎市、東を藤沢市、北を海老名市と接し、西は一級河川相模川により平塚市、厚木市と区切られています。その幾つかの市と合併し、湘南市の一部を構成する筈でしたが、結局、湘南市構想自体が頓挫し、寒川町は町のままで続く事となりました。更に、この町に出来る予定であった新幹線の相模駅構想も周辺都市の脱落により、絵に描いた大きな餅になりかねない状態です。ここ暫くは町も行政も産業も著変なしとなる見込みです。そのほぼ中央にこの度、一大異変が起こります。寒川病院が新しく大きくなります。
 寒川病院は寒川神社の社会事業として昭和44年7月に寒川外科医院として開設されました。昭和57年12月に現在の場所に53床の病院となりました。ここは町役場の隣、寒川神社の門前の地にあり、東海大学病院から藤沢−伊勢原線を南東へ約8Km進んだ参道沿いにあり、空いていれば車で15分かかるでしょうか、そんな所の3階建てのこじんまりとした病院です。そもそもが地域の医療を担うために設立した病院であり、所謂、一次二次の急性期医療を推し進めてきました。
 診療科目は内科、外科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科を常勤医師でその他、呼吸器内科、神経内科、循環器内科、脳神経外科、皮膚科を非常勤の医師で行っています。一日に450人の外来患者、その82%が寒川町在住者という事からも地域密着型の病院です。特殊外来として糖尿病、スポーツ、リウマチ、乳腺の各外来を行っています。
 診療部門と並び重要視しているのが健診部門と訪問看護、訪問診療です。健診は町の基本健診などの院内健診、人間ドック、出張健診とも現在、非常に忙しく頑張っています。寒川町には工業団地があり、比較的中規模の工場が沢山あります。産業医の資格を取得した医師4名が産業医活動を行い、企業の健康を担っています。
 訪問看護、訪問診療は立ち上げてから4年数ヶ月ですが確実に利用者が増えています。どこの地域とも同じ様に高齢化は進んでいます。寒川町は毎年約400人、65歳以上の人が増えて行くと試算されており、その役割はますます重要となります。
基本理念
1 一人ひとりの生命の尊さ、健康である事の喜びを大切にします。
1 誠意を持って患者様に接し、信頼関係を築くよう努力します。
1 常に研鑽し医療の質を向上させます。
新病院
 現在地より80メートル西に移動し7月に新規オープンする予定です。病床数は53から99と約2倍に増えます。5階建てのうち4階より上では参道の松並木越しに富士山を仰ぐことができます。その予定です。診療科は特に大きな変更なく、現在同様、急性期の病院として運営します。大きな特色として病室を全て個室にする事があげられます。仕事をする医療サイドから言えば、看護に効率悪く、経営的にも厳しいかも知れません。しかし、患者様のプライバシー保護、院内感染防止など大きな利点もあります。皆さんは不幸にして入院が必要となった場合、大部屋での煩わしさより一人部屋を選ぶのではないでしょうか。MRI(1,5T)、マルチスライスCT(6スライス)、マンモグラフィー等新しい物に買い替え設備の充実を図ります。
卒業生、星医会員
 竹内秀樹(特別会員)、武内典夫(5期)、今井桂三(6期)、鳴海裕之(6期)、石田秀樹(7期)
 柳田優子(8期)、水島茂樹(10期)、堺 浩之(15期)、暁山昌幸(16期)、神元将志(18期)
 その他、非常勤として多くの医局から派遣してもらっています。
内科医の募集
 新しい病院で地域医療に関心のある医師を募集しています。一緒に仕事をしませんか。


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