星医会 東海大学医学部同窓会
 
 会報(第32号)
 〜平成17年3月1日発行〜



特集2

東海大学同窓会ホームカミングデーを知っていますか
白石 光一(5期生)

 私たち医学部では,同窓会と言えば星医会と連想しますが,東海大学出身者全体の同窓会があります。人数も24万人を超え東海大学にとって重要な組織となっていますが,どのような活動をしているのかよく判らないのです。全国に63地区支部と海外に7支部が組織され在学生や卒業生の交流,支援などが行われています。その中で,全国の統一したもっとも参加人数の多い活動が東海大学同窓会ホームカミングデーです。私は,医学部同窓会理事の関係でホームカミングデーの実行委員になってから知ったようなものですので皆様には,なじみが薄いと思われますのでここに紹介いたします。
 ホームカミングデーは,2001年松前重義生誕100年と同窓会発足55周年を記念して第1回目が開催されました。卒業年度を同じくする卒業生同士が学部・学科を越えて母校(湘南校舎)に集い,大学の状況の把握や恩師との親睦を深めることを目的としたものです。昨年11月3日には,第4回ホームカミングデーが開催され2600人の同窓生が集まり卒業生と教職員で構成される実行委員会が企画,準備した次ぎのような内容に参加しました。
1. メインゲスト卒業後30年目,20年目,10年目,新卒業会員となっており医学部では6期生,16期生,26期生が対象となっていました。また,その1年前後の卒業生もゲストとして重点的に広告されます(卒業生なら誰でも参加でき,家族での参加もOKです。)
2. 記念品,一人500円分の模擬店金券が配られます。
3. 学部デモンストレーションでは,スタンプラリーがあり抽選で賞品が当たります。
4. 夢枕獏さんのトークショー 
5. 大パーティー アトラクション,グアム旅行などの抽選会などが企画されました。

 医学部関係の参加状況は,私白石,星医会会長金渕先生,眼科末野先生親子,尾羽澤名誉教授,平野事務務部長と寂しい限りでありました。今年も第5回が企画されおりメインゲストとなる7期生,17期生,今年の卒業生,およびゲストである前後1年の各卒業生中心に参加していただいて懐かしい湘南校舎で楽しくリフレッシュしてください。


星医会に期待して
東海大学同窓会千葉支部長 古藤 信義

星医会との出会い
 2004年11月3日建学祭が開催中の湘南校舎において,東海大学同窓生の第4回ホームカミングデイが開催された。毎年のことになったが,支部長および学科別同窓会長は大会役員ということになっているのでホストとして出席の義務がある。
 当日の朝,北門受付の近くで鳥羽瀬同窓会長と再会,談笑しているところへ現れたのが金渕一雄氏,「医学部同窓会星医会の会長だよ」と鳥羽瀬会長に紹介されたのが初めての出会い。「ああ,千葉にお住まいですか,今度,星医会千葉支部の懇親会を計画していますので,出席して頂けませんか」とお誘いを受けた。
 かくして後日,星医会千葉支部会長椎名泰文氏からの案内状が到着した。11月27日(土)午後5時から幕張プリンスホテルのスカイバンケットルームとある。こうなれば仕方がない,金渕会長の顔を立てるために出席するかと,早速そのむね返信した。

少し寂しい千葉支部懇親会
 千葉港の夜景を一望できる高層ホテルのパーティ会場,さぞかし盛大な懇親会であろうと期待したが,おや少し違う,出席者はわずかに20名余。いったい,星医会の千葉支部は何名位の会員ですかとたずねると,名簿上は約250名ということである。
これはこれは,星医会を何とか発展させようと頑張っている役員さんのご苦労がしのばれる。もっとも,同窓会千葉支部の年次総会にしても同窓会員1万2千名ということになっているが,出席者は毎年50名前後であるので,割合からすれば,まだいいのかもしれない。しかし,医学部同窓会という特殊性からすれば,もっともっと積極的な交流があっていいのではないかというのが率直な感想です。

ここで少し自己紹介
 私は1962年の春に工学部工業化学科を卒業した。当時は在学生1000名たらずの小さな小さな大学で,キャンパスも代々木の高台にあるX字型校舎を中心にした狭い敷地の中だけだった。松前重義学長(当時は総長ではなく学長と呼ばれた)が還暦を迎えられた頃で,まだまだお若く,学生はいつも直に学長に接触対話することができた時代であった。『東海大学の歴史は学生である君達がつくっていくものだ。君達が社会で活動してくれてこそ東海大学はやがて日本を代表する大学になることができる。』『建学の精神にあるように,まず大切なことは自分らしい考え方をはっきりともつこと,そして強靭な身体をもつこと,その次に勉強して知識を身に着けることである。』と何度も聴かされたものである。『若き日に汝の体躯を養えと掲げる以上,工学部,文学部,海洋学部のつぎには体育学部をつくる。そして医学部を設置してやがて総合大学にする。』と夢を語られたことがあった。
 大学を卒業して40年を越えたが,卒業以来オルガノ鰍ニいう会社でイオン交換・粒状活性炭の吸着技術を専門として,水処理や製糖プラントの仕事に専念してサラリーマン人生を終えたが,その間,第三代の工化会(工業化学科同窓会)の会長を務めたあと,現在の千葉支部長に就任した。

星医会に期待するもの
 「同窓会は何をやってくれるのか」という声を聞く。当たり前ではないですか,同窓会も大学も卒業生には何もしてはくれません。星医会をどのような同窓会にして,母校である東海大学をどう見守っていくか,さらには日本をどのような国にしていくべきかを考え行動するのは,常に私たち自身でなければならないはずです。それが松前重義先生の尊い教えであったと確信します。
 東海大学医学部は,23万人を越える私たち東海大学卒業生の誇りです。常に進歩する高度な先端医学を追求して,病院のあるべき姿を求めて,勤務医として,あるいは開業医としてたゆまぬ努力を重ねてほしい。そのためには東海大学医学部の同窓生というネットワークをフルに活用して,情報を交換し合い医者として研鑽に励んでほしいと思うのです。そのための星医会はどうあるべきか,それは医学部を卒業したみなさんが考えていくことです。まず星医会に積極的に参加してください。そして議論を重ねてください。
 近所の開業医の毎日をみているとホントに頭が下がります。いつ休息する時間があるのだろうと思います。しかし,だからこそ友人を大切にして,たまには白衣を脱いで「先生」と呼ばれる日々の生活を離れて,同窓生である多くの仲間と体験を語り合い,交流することが必要であるように思います。
 老いを感じる年齢になると多くの知人,友人を亡くします。身内の臨終も体験するようになりました。医者は人の命を守ることが使命ではあるけれど,同時に人の終末に厳粛に立ち向かう責任があります。残される家族に対して医者としてどう立ち向かうことができるか,これも大切な使命です。そこには医者という技術者を越えて,人間としての崇高な人格が求められます。そのためにも既に25期生からなる星医会を,他に類をみない東海大学医学部卒業生の交流の場として育てていってください。東海大学医学部を卒業して,新しい時代の医学のあるべき姿を求めて活躍する星医会の若い諸兄に期待を込めてエールを送ります。


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