星医会 東海大学医学部同窓会
 
 会報(第39号)
 〜平成20年9月1日発行〜


巻頭言

いかに医療経費を抑制するか
星医会副会長 大谷 泰雄(2期生)

 2期生の大谷です。現在、星医会では金渕一雄会長を補佐する副会長をしており、分院の大磯病院では本年4月から副院長を拝命し、岡 義範院長からは外科系を盛り上げることと医療経費を抑える担当を命じられております。
 私は昭和56年に卒業し、三富利夫教授の外科学2教室に入局し、診療一筋に伊勢原の本院で活動してきましたが、平成15年4月から中崎久雄教授が院長に就任した大磯病院に移動し、現在6年目になりました。中崎教授が定年になり、現在は大磯病院外科を7人で行っております。大磯病院での現状は、私より長くいる先生は病理診断科の佐藤慎吉先生、リハビリテーション科の5期生豊倉 穣先生、呼吸器内科の7期生小林一郎先生だけになってしまいました。また、大磯病院には同期生の泌尿器科の宮北英司先生と産婦人科の村上 優先生がおり、伊勢原でもよくカンファレンスをしていただいた放射線診断の大滝 誠先生と岩田美郎先生が活躍しています。大磯病院は、358床の定床ですが、看護師不足などのために定床を埋めることはできませんが、7月現在は323床が実際に稼動しているおり、卒業生が中心に活躍するコンパクトな付属病院です。副院長を宮北先生と小林先生と一緒に行っていますが、私の担当は病院の収支にとって非常に重要な医療経費を抑制する係りです。現在の診療報酬のシステムで、よく言われていることですが、外科系が手術を多数行って、病院の売り上げを増加させることは大命題ですが、それと同じように、無駄な医療経費を抑制することも非常に重要です。医療経費の抑制には、無駄使いを減らし、医材のうちでは償還できないものをいかに少なくし、病院の持ち出しを少なくするかが鍵です。私を筆頭に多くの手術を行っている診療科のDrは、最新で話題性のある機械や装置、器具が大好きですので、それをまったく駄目だとは言えませんが、極力抑えていただいて、工夫して手術件数を増やしていただくことが非常に重要です。
 昨今の国の財政危機や医療を取り巻く問題はたくさんあり、医療崩壊が現実味を帯びてきたなかでいろいろな矛盾がありますが、分院や本院の医療を支えている卒業生を中心とした中堅や若手のDrの皆さんの頑張りに期待するしかありません。皆さんの個々の立場に応じた活躍を期待しています。




▲ページのトップへ
←目次へ戻る
←会報のページへ戻る