星医会 東海大学医学部同窓会
 
 会報(第42号)
 〜平成22年3月1日発行〜


卒業生が活躍する病院15

聖路加国際病院
篠田 正樹(3期生)

 聖路加国際病院脳神経外科に勤務しております3期生の篠田正樹です。入職4年がたちました。東京都では2つの救急診療のプロジェクトが動き出しています。聖路加国際病院は脳卒中急性期医療連携病院に組み込まれ、東京都区中央部において発症後24時間以内の脳卒中患者のtPA投与可能病院として、また、昨今のいわゆる救急患者の行き先が決まらないことを改善するために発足した搬入先が20分以上未決定か、5件以上搬入不能施設が近隣の二次医療圏であった際にどんな救急患者でも受け入れる「東京ルール」の参加施設として以前にもまして脳神経外科関連症例の三次救急に携わっております。
 Michael Jacksonも幕引きを考えていたようでした。私ももうそろそろ、手術もtaperしたいと考えておりましたが、そんなこんなで多い日は一日三件の緊急手術を行っている最近です。素晴らしい医局員・救急スタッフ・コメディカルに恵まれ、患者さん(聖路加国際病院では患者様とは呼ばないルールとなっています)に良いことができるうちは頑張っていこうと思っています。銀座・築地・月島までは徒歩圏内ですのでお近くにお寄りの際はご連絡いただければ非ミシュランの名店を若干数ご紹介できると思います。ご連絡の際は以下のアドレスをご使用ください。
    E−Mail: mashino@luke.or.jp  聖路加国際病院 03-3541-5151
 聖路加国際病院の東海大学卒業生についてご連絡いたします。昨年まで消化器内科の医官として堀木先生が活躍されていましたが、惜しまれながら退職されました。現在当院で常勤として勤務されている東海大学卒業生は4人おります。消化器センター内視鏡室副医長・臨床疫学センターの小俣富美雄先生、小俣先生には臨床研究での統計解析などの面でも多大なお世話を受けています。救急部の佐久間麻里先生。佐久間先生は麻酔科に所属されていた当時からお世話になっています。ご主人も東海大学卒業生です。レジデントから入職されている聖路加の代表科の一つ産婦人科の秋谷 文先生。各々の先生方からのメッセージをご紹介します。

◇小俣 富美雄先生からのメッセージ
 同窓会の皆様へ、
 前略、6期生の小俣です。2007年4月から聖路加国際病院、消化器センター(臨床疫学センター、兼任)に勤務しています。現在は、臨床と研究(自らのものと院内の医師、薬剤師の相談)に約半分ずつの時間を割り当てています。通常の一般病院にはない当院の臨床疫学センターは、数年前に京都大学から当院に赴任した福井次矢院長の「日本における臨床研究を推進したい」という強い希望によるものであり、この背景には過去から将来を見据えた日野原重明理事長の慧眼があります。こうしたセンターに携わることで、当院の教育病院としての歴史と懐の深さを感じています。同窓会の諸先生で当院に興味がある先生がいらっしゃいましたら、遠慮無く御連絡下さい。 e-mail, f_omata@mac.com
草々

◇佐久間 麻里先生よりのメッセージ
 23期生の佐久間(旧姓 神人)麻里:2009年1月より聖路加国際病院麻酔科から救急部に転科。篠田先生とは、毎朝カンファレンスでディスカッションさせていただいたり、緊急にも対応していただき、いつもお世話になっております。
 17期生の佐久間行雄:現在東京都東十条にあります、明理会中央総合病院整形外科に勤務しております。生まれ育った場所での勤務に、ご家族や、地元の方々にとても支持されているようです。 

◇産婦人科の秋谷 文先生からのメッセージ
 2003年度卒業生、7年目の秋谷文です。聖路加には産婦人科で就職しました。卒業後、ずっと聖路加にいます。現在は2回目の病棟長のような仕事(当院ではチーフレジデントといいます)をしています。お産から羊水検査、悪性腫瘍の手術、化学療法、特殊外来などなど、色々なことをやっています(やらされています?)。そろそろ、次の就職先を探そうと思っていますが、もし当院での研修に興味があれば、いつでも連絡してください。案内します。
 
非常勤では外科のチーフレジデントも経験された乳腺外科の林 直輝先生。内視鏡科の片桐正人先生の2名がいます。
 聖路加国際病院についてご紹介しますと、1902年(明治35年)米国聖公会の宣教医師であるルドルフ・トイスラー博士によって創設されました。1933年(昭和8年)本格的な病院が再建され、後に財団法人聖路加国際メディカル・センターが設立されました。戦後、米軍病院として11年間接収されその後返還。1992年(平成4年)新病院に移転しました。現在520床の民間病院です。なお、併存している聖路加看護大学の付属病院ではありません。当院は多くのパイオニア・システムを輩出した病院です。メディカルソーシャルワーカー (1929年)、インターン、レジデント((1933年)、人間ドック(1954年)。創傷ケアナース、呼吸ケアチーム活動なども当院がパイオニアともいえます。前期研修医(レジデント)の研修も徹底されています。当院の各専門科の(教育)担当(部長あるいは医長)の出身大学は、多岐にわたっており、全科において大学医局から独立した運営がなされています。聖路加のレジデントを経て専門研修?他院での研修あるいは留学による研鑽を積み、当院のみならず各界で活躍されています。当然の事ながら学閥も存在しません。レジデントの出身校も同様に実に様々です。教える側も、学ぶ側もともに出身校にこだわらず先入観を持たず、あくまで個人の医療姿勢、人としての患者への対応、誠意、協調、努力、そして技量と技能によって綜合評価し、される、という環境の中で卒後教育が行われています。東海大学の卒業生も研修を行っていますので、今後も卒業生に研修先の一つとして選んでいただければ幸いです。




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