INFORMATION

第33回日本小切開・鏡視外科学会開催報告(初めてのオンライン学会)

 

北海道大学循環器・呼吸器外科 加賀基知三(6期卒業)

 

第33回日本小切開・鏡視外科学会を2020年7月11・12日に,星医会会員の皆様の多大なるご支援により無事で終えることができました。特に東海大学医学部呼吸器外科学教室の岩﨑正之教授はじめ,教室員の皆様には多数の演題申し込みやご参加で会を盛り上げていただき心より感謝申し上げます。今回の学会は新型コロナウィルス感染拡大防止のためにオンラインライブ形式で行いましたが,おそらくこの形式でおこなわれたのは全国学会では初めてではなかったかと思います。音声がでない,スライドが動かないなどの想定内のトラブルはありましたが,大きな混乱はなく,主催者も参加者も初めての経験ながら,充実したディスカッションを行うことができました。

 

教育講演として東海大学附属東京病院の桑平一郎教授に『構造と機能から考える呼吸疾患の病態』のご講演を賜りました。また,これも初めてと思いますが,北海道夏期限定ビールと乾杯用タンブラーを参加者に郵送しWeb全員懇親会を行いました。その余興として,萩野仁志先生(6期)のジャズバンドや軽音楽部OBによるYouTubeライブ「こんな時だからこそ,Stand by me」を伊勢原市のパルボックススタジオから生配信し盛り上げて下さいました。2つのイベントを同時に行えることもオンラインならではのことと思います。閉会にあたってはひとりひとりが声をかけあいながら手を振って退室し,感動を噛みしめながら最後の一人まで見送りました。

 

コロナ渦にあって新しい生活形式に変化しつつあります。今回の学会におきましてはリモートでありながらも,同窓生や伊勢原の古い仲間達との強いつながりを感じました。今後ともよろしくお願い申し上げます。